【上海摩天楼】中国自動車市場に「2018年問題」 新エネ車の現地生産義務化 (2/4ページ)

上海モーターショーに出展し注目を集めた中国電気自動車(EV)ベンチャー、蔚来汽車(ネクストEV)=4月19日、上海市(河崎真澄撮影)
上海モーターショーに出展し注目を集めた中国電気自動車(EV)ベンチャー、蔚来汽車(ネクストEV)=4月19日、上海市(河崎真澄撮影)【拡大】

 その起爆剤となるのが、昨年発表された「NEV管理暫定規則案」。18年から国内、海外を問わず一定規模の乗用車を販売するメーカーに、中国でのNEV生産と販売を義務付ける内容だ。18年にメーカーあたり総販売台数の8%、19年に10%を中国でNEV生産しなければ市場から締め出す。20年以降はさらにこの比率を高める規制だ。

 上海市内で今年4月に開かれた上海モーターショー。中国のNEV規制にどう対応するかが大きなテーマだった。EV技術で先行する日産自動車の中国合弁会社の関潤総裁は、「18年以降、さまざまなタイプのEVを積極投入する」と強調。ホンダの水野泰秀中国本部長も、「中国でEVを特急開発する」と前のめりの姿勢をみせた。トヨタも19年には中国でEV量産に乗り出す見通しとなっている。

 中国でも注目を集めているEVベンチャーの蔚来汽車(ネクストEV)は、上海モーターショーにも出展した初の量販モデル「es8」を今年末に発売する。駆動モーターを前後に配置する四輪駆動方式。最長走行距離は300キロに達する。NEV規制を見すえた戦略という。

中国のNEV市場の将来性は不透明

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