世耕弘成経済産業相は8日、フィリピンで10日に開かれる東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合に関し「日本は協定の質の高さと早期妥結を両立しなければいけないという立場。会合を通して道筋をつけたい」と述べた。閣議後の記者会見で語った。
RCEPは日本や中国、インド、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国で交渉中。世耕氏も閣僚会合に出席する予定で「交渉の進め方についてしっかり議論し、11月の首脳への報告につなげたい」と強調した。
世耕氏はロシア・ウラジオストクで6、7両日行われた東方経済フォーラムにも参加した。ノバク・エネルギー相らとの会談を通じ「経済分野の協力のめざましい進展を確認した」と述べた。