北極海航路開拓「日本さらに関与を」 アイスランド前大統領が期待感

 来日したアイスランドのグリムソン前大統領は8日、中国や韓国の海運大手が北極海の新航路開拓に参入していることなどを念頭に、「日本もさらに(北極圏の)開発に関わらなければいけない」と述べ、日本の貢献に期待感を示した。笹川平和財団などが都内で開催した北極圏開発に関するフォーラムでの会見で語った。

 同氏は、温暖化による海氷融解や資源開発などの諸課題を挙げ、「日本が海運業での現在の地位を保持したいならば、必ず新しい航路の開拓に関与すべきだ」と強調。また、北極圏のロシア沿岸を通る航路とは別に、新たにカナダやグリーンランドを経由してアジアと欧州、米国を結ぶ航路が有望だとし、「従来よりも10日間短縮できる。100年以上前にスエズ運河が開通したのと同じ効果が期待できる」と述べた。(岡田美月)