男性株主「賠償金の過失相殺についてお聞きしたい。まず賠償について。一方的に、東電が悪いといわれるのはおかしい。自治体も補助金をもらっていたはずで、その点を洗い出して裁判を行うべき。電気料金、コスト削減や規制の撤廃をやっていただきたい」
《賠償の相殺について、広瀬常務が答える》
広瀬常務「原子力損害賠償法に基づく、公平公正な損害賠償に努めております。ご理解をいただければ」
高津常務「総括原価方式ですが、ある意味では大変公正な方式。ルールに基づいて厳正に審査していただいています。事業経営をしっかり行い、合理化して利益を。昭和55年の値上げ以来、10回にわたり値下げをしてきたこともあります。電気はきわめて必需品ということですが、今回、苦渋の決断で値上げをしますが、よろしくお願いいたします」