《森会長が「3分をすぎています。手短にお願いします」と呼びかけると、弁護士は早口でまくしたて経営陣の責任追及に声を張り上げた》
大阪市の弁護士「原発を再稼働させないと、停電になる、倒産するというような状況に追い込んだのはあなた方の責任ですよ。電源の50%以上を原発に頼るなどという愚かな決定をしたのはあなた方だ。経営の基本はリスクを分散させること。原発がこけたら経営がこけるような、そういう経営をしていたあなた方に責任がある」
《森会長は「ありがとうございました」と次の趣旨説明に移るが、これも大阪市の提案だ》
大阪市の弁護士「取締役の報酬開示について提案します。電力会社の経営というのは、増収の努力もコストカットも必要がない。電力会社の経営者というのは経営者の名に値しない。それなのに関経連など地方の財界で大きな顔をするのは非常に変なことだ。経営者としての努力もしないで、ぬくぬくと高い給与を取っている。われわれは株主としても、市民としても、あなた方の個別の収入をチェックする権利と義務がある」
《続いて20号議案の趣旨説明には京都市が登場した。熱っぽく語る大阪市の弁護士と比べ、落ち着いた口調で淡々と説明する》
京都市担当者「京都、大阪、神戸3市で真剣に討論してきた株主提案であります。3市でひとつ共通した思いがありました。福島の厳しい状況、今後の日本を考えると、原子力発電に依存しない社会をどうやってつくっていこうかということで3市が一致しました。そういう意味で、脱原発と安全性の確保、および事業形態の革新という提案をさせていただきました。電力需要の抑制と、新たなサービスを展開してほしいということです」