宮下さんは、遮音の専門家として、「これまでいろいろ試みてきたノウハウを出した」と振り返る。その中で、タイヤのゴムを柔らかくする一方、おもりの役割となるホイールの剛性、重量を上げた。これによって、タイヤが接地することによる騒音の低減を図った。
シーマの開発と1歳の娘の子育てに追われ、趣味の登山とスキーはお休み中だ。休日は娘を背負ってのハイキングで、仕事への活力を養った。
企画の内田さんも含め、開発チームはほぼクルマ開発が生きがい。日産のフラッグシップカーをつくることの喜びをモチベーションに変えてきたといっていいだろう。
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■超高級セダン エコ性能前面に差別化
≪MARKET≫
シーマは、価格が700万円以上の超高級セダンのセグメントに属する。競合は国産ではトヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」の「LS」など。これに独輸入車のメルセデス・ベンツ「Sクラス」。BMWの「7シリーズ」が加わる。
先代の4代目シーマが投入された2000年当時はこのセグメントの国内市場は年間10万台程度あったとみられているが、08年のリーマン・ショックで、全世界的に先進国での高級車市場が激減した。日本も2万台程度に縮小したとみられている。