検査工程では、白い手袋をした女性の技能者が車内、車外をすべてなで回し、問題はないか、鋼板と鋼板の隙間が基準通りになっているか、などをしっかりと点検する。
最近、「プレミアム」という言葉がちまたにあふれているような気がする。明確な規定はなく、普通のものよりもいくらか価格が高いだけで、プレミアムと称しているものもある。
そんな中、シーマの開発、製造現場を取材して、こういった「人の手」が、本当のプレミアムの根源になっていると実感できた。(平尾孝)
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≪KEY WORD≫
■シーマ
日産自動車の国内最上位セダン。バブル経済期の1988年に発売され、このクラスの高級車としては異例の年間3万6000台を販売した。このため、当時の高額商品に対する旺盛な需要の象徴として、「シーマ現象」という言葉も生まれた。なかでも排気量3000ccにターボを搭載した「ドッカンターボ」と呼ばれたモデルが走行性能を大幅に高め、それまでの社用車が中心だった高級セダンのイメージを大きく変えた。5代目シーマは5月21日発売。価格は735万円から。