「綾鷹」の販売数量は月によっては「伊右衛門」を上回ることもあるといい、日本コカ・コーラとしてはまずは年間販売数量でサントリーを逆転、不動のトップとの頂上決戦を挑みたいところだ。
好調の要因は苦労した「抹茶」による「にごり」を実現したうま味で、市場にとってインパクトは大きかった。
伊藤園は今年3月、ペットボトル入り緑茶飲料の新商品として「お~いお茶 にごりまろやか」を、今月26日には「お~いお茶 抹茶ひとさじ 冬の緑茶」を発売。サントリーは10月、3月にリニューアルしたばかりの「伊右衛門」を再度リニューアルし、抹茶入り緑茶へのニーズが高まっているとして抹茶の使用量を3倍に増やしている。
調査会社の富士経済によると、国内無糖茶市場の規模は11年に2.5%減の3265億円とマイナスだったものの、12年はこうした競争激化を背景に2.8%増が見込めるという。ただ、13、14年は横ばいの見通しといい、市場活性化に向けた各メーカーの一層の取り組みが不可欠だ。
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≪FROM WRITER≫
上林春松本店で、秀敏氏に茶葉をブレンドする合組を見せていただいた。複数の茶葉を使用し、配合比率を変えるとまったく別の緑茶に。緑茶飲料は単一の茶葉を使用していると思っていた私には新鮮で、組み合わせ次第で新たな緑茶を生み出し続けられるおもしろさを感じた。