--開発では農家に配慮したとか
「サトウキビには原料代が高いという課題がありました。原料代を安くすれば、生産者である農家を泣かせることになり、事業の持続性がなくなります。どうやったら高い原料代でも安いエタノールを作れるかを考えたとき、収量の多いサトウキビによって原料の生産量を増やせば農家の利益にもつながり、さらに付加価値の高い砂糖を同時生産してエタノール生産での原料代負担を軽減しようとなりました。WIN-WINの関係を築かない限り、エタノール事業の持続性はありません」
--目標は2015年に実用化ですが
「現時点で2015年実用化という計画に変更はありません。それまでに国内の製糖会社に協力してもらい、製糖会社の工場で連続的に逆転生産プロセスの実証試験を行いたい。実証が成功すれば砂糖作りは世界中一緒ですので、どこでも逆転生産プロセスが出来ることになる。実用化までの2年間で、逆転生産プロセスが砂糖工場でトラブルにより止まることなく動かせるようにします。実際の砂糖工場は24時間ずっと動いていますので。あと、エタノール生産に使う酵母は生き物ですので、その働きをすぐ止められるかですね。すぐに止められない装置だと、生産現場の判断が鈍るんです。すぐ止められ、すぐ動かせるかはまだ試していないので、そのことを担保できるようにしたい」