「株式市場の予測や感染症の拡大など社会的なシミュレーションも可能になるかもしれない」と神戸大の小柳義夫特命教授はエクサ級の計算能力を説明する。
スパコンの開発には幅広いニーズに対応できる環境づくりも課題。現在は京に利用の応募が集中しているうえ、利用者がデータやプログラムを送ってもすぐには計算を始められない「混雑」が問題視されている。
あらゆる分野の研究で効率よくスパコンが使えるようにするため、国はエクサ級以外にも高性能のスパコンを大学や研究機関を中心に整備、更新していく方針だ。
ほかにもスパコンの能力を最大限引き出すためにアプリケーションソフトの開発が必須となる。
理化学研究所計算科学研究機構の平尾公彦機構長は「サイエンスとマシンの両方を理解できる人材の育成が重要だ」と指摘する。