創薬 組み合わせ190億解明
薬のつくり方が変わると手応えを感じているのが製薬業界。病気の原因となるタンパク質に結合して悪い作用を抑える化合物はどれか。無数の組み合わせの中から有効な「ペア」を見つけ出すのが創薬の核となる作業だ。
製薬会社11社と組んで京を利用する京都大大学院薬学研究科の奥野恭史教授は「190億通りの組み合わせを予測したデータベースが完成した。世界最大規模で正答率も高いはずだ」と話す。
候補となる化合物とタンパク質の組み合わせは無数にある。製薬会社は数十万~数百万種類の化合物を目標のタンパク質に投与して結合するかを確かめ、化合物の合成を繰り返して薬をつくる。
動物実験や人での臨床試験を経て1つの薬が出来上がるのに約15年間、約500億円がかかる。