【開発物語】桁違いに魅力的なクルマ ホンダ自慢の新型車「ヴェゼル」 (7/9ページ)

2014.1.6 12:00

  • 「車の顔」の正面の開発はこれまでの車より時間がかかった
  • 排気量1500cc直噴エンジンをベースに独自開発したハイブリッドシステム

 成長の鍵握る海外需要の拡大

 ≪MARKET≫

 高い走行性能に加え室内空間の広さなど利便性も併せ持つSUVは世界的に人気だ。国内販売は現在年間20万台程度だが、自動車各社の新車投入が相次いで市場は拡大している。セダンやミニバンの人気は相変わらずだが、ユーザーはSUVに目新しさを感じているようだ。

 ホンダの調査によると、2013年の国内市場ではマツダ「CX-5」(月販3300台)を筆頭に富士重工業「フォレスター」(3200台)、日産自動車「エクストレイル」(2100台)と月販3000台規模の強豪がひしめく。そのなかで、ホンダの「CR-V」は500台と少々ふるわない。

 売れ筋の小型車に比べ価格帯や利益率が高いことから各社ともSUVの開発には力を入れており、シェアの拡大のハードルはそれだけ高い。ヴェゼルは、洗練されたクーペの価値観を取り入れ、野性的で男性的な従来のSUVとの差別化を図った。

さまざまな面で各社の競争が続きそうだ

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