さらに今年3月末に300億円、9月末に1千億円の社債を償還する期限が迫る。有利子負債1兆1953億円(昨年9月末時点)が重くのしかかる構図に変わりはない。債務返済や財務改善のためには、業績の向上による手元資金の積み増しが何より求められるのだ。
その状況下で、高橋社長は一見、業績とは直結しそうにない企業風土改革や社員の意識改革になぜここまでこだわるのか-。
関係者はこう代弁する。
「借金をしたら期限内に返済するのは当然。それより文化作りによる人づくりにこだわるのは、昨年創業100年を迎えたシャープが次の100年も、その次も存続するためには、会社の血肉となる社員の心を存続に足るものにする必要があるということ」
次の100年に向け、高橋社長の興三(構造)改革に終わりはない。