加えて、低価格を武器とする中国のタイヤメーカーは、新興国のみならず、お膝元の欧米でも台頭。特に米国ではシェアを急拡大させており、これまで安泰だった大手の地位を脅かすまでの存在になっている。
最大手のブリヂストンが、エンジンなどに用いる自動車用の防振ゴム部品を販売した際に、不正入札や価格操作を繰り返したとして、価格カルテルに関与したとされるのも、「利益を確保できる分野を少しでも残しておきたかった」(国内タイヤ大手)との見方も出ているほどだ。
世界全体の自動車の新車販売が年間1億台を突破するのも間近といわれるなか、タイヤ業界の競争は今後、ますます過熱しそうだ。