ANAホールディングス(HD)と日本航空の航空大手2社の2014年9月中間連結決算が31日、出そろった。ANAHDは羽田空港の国際線発着枠の増加で首都圏のビジネス需要を取り込んで増収増益となり、売上高は中間期の過去最高を記録した一方、羽田増枠分が少なかった日航は円安による燃油費高騰などが響き減益となった。羽田増枠の配分で明暗が分かれた形だ。
羽田増枠分が10便だったANAHDは「羽田戦略は順調」(殿元清司専務)といい、国際線は旅客数が13%、客単価は6%増え、国際線全体の旅客収入は20%増の2357億円となった。
日航の羽田増枠は4便。植木義晴社長は「羽田増枠で(輸送能力が)供給過多となり、競争環境が厳しくなった」と指摘。国際線の一段の強化やコスト削減に取り組む考えを示した。
15年3月期は原油安による燃油費削減が増益要因となる見込み。日航は最終利益を前回予想から200億円増の1350億円に上方修正したが、ANAHDは最終利益の予想を据え置いた。