甘く見ていた…スカイマーク窮地 「違約金700億円」業界再編の可能性も (1/4ページ)

2014.8.17 17:04

スカイマークが6機を発注し、エアバスから売買契約の解除を通告された超大型旅客機「A380」(エアバス提供)

スカイマークが6機を発注し、エアバスから売買契約の解除を通告された超大型旅客機「A380」(エアバス提供)【拡大】

  • フランスのエアバス本社で、A380の模型を掲げるスカイマークの西久保慎一社長(中央)とエアバスの幹部ら。当時は蜜月だったが、いまは巨額の違約金の可能性も浮上している=2011年2月(共同)
  • 記者会見するスカイマークの西久保慎一社長=国交省

 スカイマークが窮地に追い込まれている。格安航空会社(LCC)との競争激化などで経営環境が悪化する中、欧州旅客機大手エアバスとの間で超大型機「A380」の購入契約をめぐる交渉が決裂状態に陥り、エアバスに対する約700億円もの違約金の支払い義務まで生じる可能性が出てきた。A380で目論んだ“悲願”の国際線参入も見直しを迫られている。財務体質が悪化し、生き馬の目を抜く航空業界での単独生き残りに黄信号もともりかねない。(中村智隆)

 高額すぎた「空飛ぶホテル」

 A380は、総2階建て構造で、総床面積は米ボーイングのジャンボ機の1・5倍にも上り、「空飛ぶホテル」の異名をとる。スカイマークは平成23年、約1915億円もの巨費を投じて6機を購入する契約をエアバスと締結した。

 ところが、ピーチ・アビエーションが24年3月に関西国際空港に就航するなど国内外のLCCが格安運賃で攻勢を強める中、大手航空会社と比べて割安なスカイマークの運賃は価格競争力を失い苦戦。円安に伴う燃料費高騰もあって経営環境は悪化し、平成26年3月期(単体)の最終損益は18億円の赤字と、5年ぶりに赤字に転落した。

「常識を逸脱した法外な違約金」と反発

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