とはいえ、「空飛ぶホテル」の購入額は当時の売上高の3倍程度もの規模で、業界では当初から「身の丈以上だ」との声が上がっていた。そしてスカイマークの業績が悪化する中、エアバスもその資金調達力を問題視し、契約解除通告に踏み切った。スカイマークの西久保社長は7月29日に東京都内で開いた会見で「反省している。環境変化があることに対して少し甘く見ていた」と認めた。
肝心の国際線参入は抜本的な見直しが避けられない。当初はA380の初号機を12月にも成田-ニューヨーク線に就航させる計画だったが、今後は導入済みのエアバスの中型機「A330」でシンガポールやハワイなど中距離路線に乗り出す方針という。
事業継続に「重要な疑義」
7月31日、スカイマークが発表した26年4~6月期決算では最終赤字が57億円(前年同期は12億円の赤字)に拡大した。さらにエアバスへの巨額の違約金負担が発生する恐れがあることなどから、事業継続に「重要な疑義」があると明記され、経営の先行きに対する不透明感が強まっている。