ブラジル国内の穀物輸送で課題だった貨物輸送と港湾整備で物流コストの軽減を進めており、旅客鉄道との相乗効果を狙う。
鉄道会社に出資すれば、軌道や信号・運行システムの構築、車両調達に企画段階から関与できる利点がある。三菱重工業は8月、三井物産の仲介で全自動無人運転システムを一括受注した。ただ、コスト競争力上、基幹技術をブラジルに輸出して現地で生産する必要がある。
鉄道インフラ需要は世界で年間60兆円と試算される。大手商社はJR各社と組み、高速鉄道輸出にも取り組んでいるが、新興国では民間主体での地下鉄や都市鉄道の整備計画も相次ぐ。ブラジルでの事業が成功すれば、アジアや中南米でも鉄道運営に参画する動きが活発化しそうだ。