消費税増税後の販売低迷が長期化する中、ホンダとダイハツ工業は10日、相次いで新型車を発表した。新車効果で販売をテコ入れし、反転攻勢につなげる構えだ。ただ、国内各社は9月中間決算で国内販売計画を下方修正しており回復の兆しは見えない。ホンダは小型車「フィット」の相次ぐリコール(回収・無償修理)で品質管理を見直した結果、今年最初の発表会となり、2016年度の目標で掲げた世界販売「600万台」についても見直しを示唆するなど苦しい状況が続いている。
「かつてない走る喜びを提供できる車だ」。ホンダの伊東孝紳社長は10日の発表会で、15年1月22日に発売する高級セダン「レジェンド」への期待感を示した。12年に生産を打ち切ったモデルだが、今回、ハイブリッド車(HV)で復活させた。トヨタ自動車や欧州メーカーが激しく競う国内高級セダン市場に再参入を図る。
一方、ダイハツは背高ワゴンの新型車「ウェイク」を10日発売した。軽自動車で最も広い室内空間が自慢で、たくさんの荷物を持ち運ぶレジャーでの使い勝手をアピールしている。軽自動車のシェアで激しくトップを争うスズキやホンダに対抗し、今年度は苦戦している新車販売を下期にかけて挽回する狙いがある。