中間期の最終利益が1兆円を突破したトヨタ自動車は、過去最高を計画していた通期の研究開発費を200億円積み増し、9800億円にした。同社は「将来への種まきであり、持続的成長の基盤になる」と説明。「究極のエコカー」といわれる燃料電池車(FCV)などの先端技術や安全技術の開発などを強化する。
業績回復が鮮明なマツダも次世代商品開発のため、研究開発費を従来より100億円積み増した。
業界では、燃費性能などをめぐる競争が激しくなっており、環境規制への対応も避けられない。安全装備への消費者のニーズも高まる。国内販売の回復遅れや新興国経済の減速など先行きリスクが増す中、各社は「成長に向けた次の一手を打っている」(大手メーカー幹部)。