中央モーター基礎技術研究所での“デビュー”がドタキャンとなった日本電産の片山幹雄副会長(右)と、出席見合わせを指示した永守重信会長兼社長【拡大】
さらにこうも指摘する。「それに比べて、片山さんは相変わらず『オレがオレが』の姿勢が目立つ。自己中心のスタンドプレーで失敗した古巣での挫折を本当に反省しているのか疑いたくなる」
確かに、片山氏は産経新聞の取材に対して「わたしはシャープで失敗を経験した。どうすれば失敗したかは分かっている」と述べている。ただ一方で「10年前には誰もここまで普及するとは思っていなかった液晶テレビやスマートフォンをつくってきた。日本電産でみなさんが予想できないようなものをつくる」とも発言。かつての“ビッグマウス”が復活している。
「太陽よりも熱い男」と評される永守氏は1年で元旦の午前中しか休まない猛烈な働きぶりで知られる。