富士通の山本正已社長が15日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、携帯電話やパソコンなどのユビキタスソリューション事業の売上高について2016年度に現在の7000億~8000億円から1兆円に引き上げる計画を明らかにした。山本社長は携帯電話やパソコンの販売台数について現状を維持しつつ、「健康関連のウエアラブル端末や車載向け端末を伸ばしていきたい」と述べた。
携帯電話については、米アップルや韓国のサムスン電子に加え、最近は中国メーカーも販売シェアを伸ばしているが、「法人向けやMVNO(仮想移動体通信事業者)向けの端末供給を増やし、「年間300万台のレベルを維持したい」と語った。
現在、通信料金が安い「格安スマホ」を提供しているイオンに端末を供給しているが、ほかの会社にも供給を広げる方針だ。