家業をアウトドア用品大手に変えた2代目社長 スノーピーク山井氏、起死回生の一手となったのは? (8/9ページ)

2015.2.24 10:56

山井太・スノーピーク社長(中央)と、村田育生・村田作戦社長(後列左)、大栗芙実子・OKURICOMPANY社長(同右)=新潟県三条市

山井太・スノーピーク社長(中央)と、村田育生・村田作戦社長(後列左)、大栗芙実子・OKURICOMPANY社長(同右)=新潟県三条市【拡大】

  • 対談に応じる山井太・スノーピーク社長。手前は大栗芙美子OKURICOMPANY社長

 山井社長 製品の品質、デザイン、機能性についてこだわることや、ハイエンドの愛好者向けの永久保証のコンセプトも変えなかったですね。結局お客さんの笑顔を向くことを止めなかった、ということだと思います。それと、もうひとつ感じていることがあります。

 大栗社長 それは?

 山井社長 スノーピークという会社が燕三条になければ、こうなってはいないだろうということです。スノーピークは燕三条の地域性とか歴史とか生産技術の集積だとか、そういった資産を、自分たちのアイデアでアウトドアというライフスタイルに転換している会社なんです。厚さ2・5ミリのダッチオーブンもここの歴史があってできたと思っています。アメリカ製の厚さ7~8ミリのダッチオーブンに比べるとずっと軽いんです。土地の記憶にあったビジネスをすることも、大事なのではないかな、と感じています。

 大栗社長 多くの中小企業が悩みを抱えていますが、地元の資産をみつめ、自分の大切にしているものを見つめ続けることから、次の道が開ける可能性があります。スノーピークも、だからこそ、テントが1張り9800円や1万9800円が相場だった時代に、品質とデザインにこだわった16万8000円のテントを発売したし、製品の品質への自信から「永久保証」も打ち出した。多くの企業が持つべき視点ですね。

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