経営方針の持論を展開する久美子氏に対し、記者が勝久氏を取締役に選任しないというお家騒動の核心に迫る。
■家具は家族関係も変える
--基本理念が変わっていないということはターゲットも変わらないか
久美子氏「基本的なターゲットは変わっていない。本来はターゲットとしていたお客さまから(大塚家具は)自分たちが行く店だと認識されなくなっていた。それは実際よりも価格が高いものしかないんじゃないか、と誤解されていて、その認識のギャップが一番の問題だった。一番重要なのはお客さまからみてどうみえているか、その誤解を説いていくことが重要だ」
--ターゲットとは
久美子氏「家具が生活を作る上で重要だと感じる方だ。家具は自分の生活基盤をつくるもの。例えば、家具のレイアウトが変わるだけで、夫婦関係や家族関係も変わってくる。会話が進むかどうか、食卓にいる時間が長いかはどのような家具を使うかで変わってくる。その価値を分かってくれる人がすべて私たちのお客さまだと思う。仮にどれくらいの方がお客さまかというと、いまのインテリアへの関心の高まりを考えるとほぼほとんどの方がわたしどものお客さまだと考えている」