トヨタ、開発と生産の「壁」崩す 組織改革で“ひと味違う”車作り始動 (2/4ページ)

2015.4.25 07:00

開発部門と生産部門の“協働”の舞台となったトヨタ自動車本社工場内にあるパワートレーン共同開発棟(トヨタ自動車提供)

開発部門と生産部門の“協働”の舞台となったトヨタ自動車本社工場内にあるパワートレーン共同開発棟(トヨタ自動車提供)【拡大】

  • フロントバンパー部分に「狭小部塗装」という新技術でユニークなデザインを施したランドクルーザープラド(オプション装着車)

 だが、これが改革の“雪解け”により変わってきた。

 それを象徴する一例が「狭小部塗装」。文字通り、狭くて複雑な部位への塗装を施すものだ。

 従来は、デザインを優先したユニークな設計を開発部隊がしても、既存の塗装設備で対応できない形状ならば、冒頭のようにその図面は生産技術部隊によって破棄されていたという。「工場での作業を難しくさせる設計を排除したのは、生産ラインに働く従業員を守る必要が私たちにはあったため」と生産技術部の同幹部はかつてを振り返る。

 新たに開発した「狭小部塗装」では、「ユニークなデザインを商品に生かすため、対応できる塗装はできないか」と開発と生産技術とが同じテーブルで話し合いをもったことから、生まれていったという。

 かつては反目していた開発部門と生産部門が知恵を絞り合い、エアガン状のノズルから吹きつけができる小型の塗装機をつくりあげたのだ。しかも投資額も極めて小さく、熟練者でなくとも扱えるような工夫もした。すでに、クロスカントリー車である「ランドクルーザープラド」のフロントバンパー部品のシャープで細かな形状部に実用化されている。

工場新設凍結時に70%だった世界の工場稼働率は、現在90%にまで改善

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。