トヨタ、開発と生産の「壁」崩す 組織改革で“ひと味違う”車作り始動 (3/4ページ)

2015.4.25 07:00

開発部門と生産部門の“協働”の舞台となったトヨタ自動車本社工場内にあるパワートレーン共同開発棟(トヨタ自動車提供)

開発部門と生産部門の“協働”の舞台となったトヨタ自動車本社工場内にあるパワートレーン共同開発棟(トヨタ自動車提供)【拡大】

  • フロントバンパー部分に「狭小部塗装」という新技術でユニークなデザインを施したランドクルーザープラド(オプション装着車)

 トヨタは2000年頃から拡大路線に邁進(まいしん)したものの、リーマン・ショックによる大幅な需要減が直撃し、09年3月期に赤字に転落した。

 その後、いわゆる「もっといいクルマづくり」を掲げ、13年から工場新設を凍結し、既存工場の生産性向上を目指していくことにした。新しい設計思想の「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」を取り入れ、プラットホーム(車台)や部品の共用化を推進。この結果、工場新設凍結時に70%だった世界の工場稼働率は、現在90%にまで改善した。この“カイゼン”を経て、今月、満を持して約1700億円を投じメキシコと中国に新工場建設を発表した。メキシコはTNGAを前提とし、両工場合わせて年間生産能力は30万台増える。

 必要と嗜好メリハリ

 自動車産業には巨大な設備が必要なため、生産規模拡大が競争力に直結してきた。だが、自動車は必需品としてだけでなく、「嗜好(しこう)品」として購入されることもある。代表的な装置産業で工場稼働率が基本の鉄鋼やセメントとは、産業特性が異なる。

世界シェアが1~3%の富士重工業やマツダが、高い営業利益率を確保しているのは…

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