さらに、掃除ロボットの普及が、コードレス式スティック型掃除機に目を向けるきっかけになった。「ロボットは部屋の隅や階段の掃除が苦手。それには小回りのきくコードレス式スティック型掃除機が最適。合わせて購入する人が増えたのでは」と分析する。
戸井田さんは、近年のコードレス式スティック型掃除機や掃除ロボットの人気が、日本人の掃除スタイルに変化をもたらすとみている。休日に一気に掃除をする「まとめ型」から、気が付いたときにサッと掃除をする「分散型」へ。「掃除時間が短くなり、育児や、料理などの家事にかけられる時間が増える。女性の社会進出を背景に、今後一層ニーズが高まるだろう」と話している。