東芝の田中久雄社長は15日夜、不適切会計問題を調べるために同日設置した社外の専門家で構成する第三者委員会の初会合終了後、東京都内で記者会見した。
<<会見は19時30分から東京都港区の東芝本社39階で行われた。定刻1分前に会場に姿を現した田中社長は神妙な表情のまま、登壇し、深々とお辞儀し着席。時折、会場を見渡しながら、定時となったのを確認すると、立ち上がり、お詫びを始めた>>
「田中でございます。ご説明の前に、4月3日の特別調査委員会設置から、本日の第3者委員会設置の過程で、株主の皆様をはじめ、多くのみなさまに多大なご迷惑、心配をおかけしていること、また、かかる事態において、2014年度の決算発表をいまだ実施できていないこと、業績予想を未定と変更させて頂いたこと、さらには、期末配当ゼロ円とさせて頂いたこと、心より深くお詫び申し上げます」
<<一連の問題について陳謝後、10秒近く頭を下げ、第三者委員会の設置の狙いを説明、その後、質疑応答が始まった>>
Q(証券アナリスト)「3点ある。1点は、特別調査委員会を設置すべきと考えた背景、何を契機にそういう判断に至ったか。2点目はインフラ受注残高も調査対象に加わるものもあるか、3点目、この話しは(子会社の米原発大手)ウエスチングハウスに波及する話しか、いまいまのお考えは