実況主と呼ばれる人には、大勢のファンを持つスターもいて、その影響力がゲームそのものへの関心を押し上げ、新しいゲームの立ち上げに影響力を発揮している。任天堂のゲーム「Splatoon」は、ニコニコ超会議などが打ち出した各種のイベントを通じて浸透し、発売からすぐにスタートダッシュを切った。
そんなゲーム実況でも、作り方には工夫がいると横澤氏は話す。「隙間が必要」。隙間がない素材は好きか嫌いかの2択になってしまう。隙間がある素材なら、ユーザーによる“つっこみ”を生みながら「大勢を巻き込み、自由な発想でコミュニケーションをとることができる」という。「コンテンツが自分のものという認識が生まれてくる」。
コミュニケーションツールとしてのゲームの立ち位置が見える現在、「不完全でつっこみの余地があるもの ユーザーが作品を補完し、相互コミュニケーションができる素材」を作ることが必要。商業的に完成されたパッケージが、マスメディアでプロモーションを行う効果も依然高いが、ユーザー間での盛り上げによって横展開を広げていくことで、さらなる効果を生む。そこに強みを持つniconicoで「プロモーションを行う」意義を訴え、ゲーム企業などに参加を呼びかけていく。