具体的には、顧客が伊勢丹メンズ館の最寄り駅に着いたときや、伊勢丹メンズ館の各フロアに入ったときなどのタイミングで、伊勢丹メンズ館で行っているイベントや、フロアで行っている催し物などをリアルタイムで配信するといったことだ。
「個人情報は取得していないが、Beaconを使うことでお客様がどういう同線で動いているのかがわかる。そういったデータが集まれば今後の店舗戦略にも生かせるはずです」と藤縄氏は説明する。
売り上げや利益を狙うと必ず失敗する
ISETAN MEN’S netの成功の理由として近藤氏は、「お客様にどうすることで楽しんでいただけるかのみを考えて取り組んでいる。売り上げや利益を上げようとすることが先に来ると必ず失敗する」と話す。
「おそらくディズニーランドへ行く人の多くは、数日前からわくわくした気持ちを抱いている。それと同じことを提供できれば、もっともっとお客様に楽しんでいただけるはずだし、そうでないと百貨店は生き残っていくことができないと思っている。いつでもどこでも情報を入手することができるのは現代ならではのこと。最新のテクノロジーを使い、伊勢丹メンズ館の価値を向上させることができるはずだと考えている」(近藤氏)