スタッフ全員の意識が変わったことも成功の理由の一つに挙げる。伊勢丹メンズ館には1000人近くのスタッフが働いているが、そのスタッフたちに館内でどんなことが行われているのかなどといった情報共有が行き渡っていたわけではない。それがISETAN MEN’S netを見ることによって、ビジュアル化された情報を得ることができるようになり、一体感が高まったのだ。
「ISETAN MEN’S netをリニューアルして1年経ち、スタッフたちからの認知度も上がって必要なツールだと思われるようになった。そのため、編集部のメンバーが店頭へ取材に行くと、とても好意的に迎えてくれる」(近藤氏)
現在では、編集部のスタッフが企画を持ち込まなくても、ショップ側から「こんなネタがあるから、ぜひ取り上げてほしい」といった依頼が入ってくるという。好循環が起きているのだ。
近藤氏は編集部のスタッフに対し、ISETAN MEN’S netの軸をブラさないことを徹底して話している。PVを上げることを目的にしてしまうと、伊勢丹メンズ館にそれほど興味がない人にまで手を広げる必要があるが、それは当初の目的と異なる。