【開発物語】「本当に必要な機能が入った小型パソコンを」…携帯性と利便性を両立 キングジム「ポータブック」 (5/8ページ)

2016.4.25 05:00

コンパクトな大きさで飛行機内でも場所を取らずに作業ができるポータブック

コンパクトな大きさで飛行機内でも場所を取らずに作業ができるポータブック【拡大】

  • 開発に約1年をかけたというスライド式の折り畳みキーボードは、計約2万回の開閉にも耐える
  • 汎用性のある端子を備え、コンパクトサイズながらモバイル機器としての実用性を高めた
  • 冨田正浩さん(前列中央)ら開発チームのメンバー。意見を交わしながらポータブックを磨き上げた
  • 折り畳むとA5サイズのポータブックは、女性のカバンにも楽々収納

 チーム最年長のソフトウエア担当の伊吾田文彦さんは、小型USB端子の活用を思いついただけでなく、スタートメニューに他のウィンドウズ10機種にはない「ステーショナリー」というジャンルを追加した。「パソコンでも文具会社としての視点を入れた」というアイデアだったが、こうした提案が次々と製品に採用された。

 チームきっての“おしゃれ番長”として、ポータブックのデザインを磨き上げたのが、カスタマーサポート担当の渡部純平さんだ。キーボードのデザイン決定で、「ローマ字打ちならば仮名の刻印はいらない」とスタイリッシュな「USキーボード」の採用を提案したほか、アイフォーンなど米アップル製品をほうふつとさせる外箱や専用ケースのデザインも手掛け、他のメンバーから「自分たちにはできない発想」といわしめた。

 また、メカ担当の平山昌俊さんは「製造を委託した台湾のペガトロンも、開発を通してチームになれた」と強調する。

 冨田さんと平山さんがスライド式キーボード開発で台湾に足しげく通ったとき、台湾・蘇州にある現地チームのスタッフらと、現地の体育館でバスケットボールをしながら汗をかいた。1つのボールを追いながら、「開発チームとして、互いが同じ方向を向けるようになり、いい関係性の中で開発を進められた」(平山さん)という。

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