スマートフォンやタブレットを含む国内モバイルデバイス市場を対象にしたIDC Japanの調査結果でも、スマートフォン市場が拡大したにもかかわらず、同年のパソコン市場が前年比31.4%減と大幅に縮小し、モバイルデバイス全体の出荷台数も8.1%減の4792万台のマイナス成長となった。
MM総研は16年のパソコン出荷台数を8.2%減の933万台と予想するが、14年の買い替え特需で購入されたパソコンの更新時期を迎える際には「市場全体も一旦、プラス成長となる」としている。
回復の牽引(けんいん)役となりそうなのが、携帯性に優れ、柔軟な働き方を可能にするモバイル型だ。中でも米マイクロソフトや米アップルが新製品を投入している、着脱式のキーボードを備えたデタッチャブルタブレットは16年以降も出荷台数を伸ばすとみられ、今後の市場動向が注目されている。
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「出張先での使用も想定」。キングジムの売り文句を確かめるべく、東日本大震災から5年の節目を迎えた3月上旬、特別に借りたポータブックを携えて宮城県の沿岸部に向かった。
資料やカメラなど荷物がかさばる記者稼業では、パソコンの小型化はありがたいが、操作性などの使い勝手がよくなければ本末転倒だ。ポータブックは、カーソルを動かすポインティングデバイスの操作に少し手間取ったものの、慣れれば小型化の恩恵を享受できた。