Cerevoの岩佐琢磨代表取締役は、ソフトバンクのこうした取り組みについて「驚いたし期待している」と評価。「流通事業のトップを走っている会社がクラウドファンディングに参入するのは初。モノを作って出すだけでなく、流通させて届けてお金が入ってくる」と、新しいプラットフォームの登場に期待を示した。
環境対応自動車を開発・販売しているGLM(京都市左京区)は、テレビアニメーション「ガッチャマン クラウズ」に登場したスポーツカーを再現した自動車「GALAX ZZ」を、オンラインショッピングの機能を使い提供している。発表会には、GLMのアドバイザーを務めるソニー元会長の出井伸之氏も登壇して、ソフトバンクが始めた試みを評価した。
会場にはほかにも、スマートフォンから高さを指定すると、自動的に天板の高さが変わる机、コーヒー豆を選ぶと最適な水の量などが提示され、そのとおりにいれれば美味しいコーヒーができあがる機器などが並んで、支援や提案を受け付けていた。アイデアを育てるところから、製品化の支援、そして販売までを受け持つ画期的なプラットフォームの登場が、スタートアップを目指す企業を多く生みだし、日本のモノ作りを変えていく。そんな可能性を形にする場として、「+Style」が持つ意義は大きい。