ロボットを操縦して空中を飛び、敵のロボットを迎え撃ち、飛んでくるミサイルを避けて進む「アーガイルシフト」、地上200メートルの空中に伸びた細い板の上を歩いて渡り、先端にいる猫を助けて戻ってくる「高所恐怖SHOW」などを用意。「アーガイルシフト」は、ロボットアニメを見て憧れ、「電脳戦機バーチャロン」のようなゲームでスクリーン越しに楽しんだロボットの操縦を、自分が本当に体験している気になれる。
家庭用ゲーム機と接続して使う「プレイステーション VR」や、スマートフォンをはめこむ「Gear VR」のように、家などで手軽にVRを楽しめる装置もあるが、「アーガイルシフト」のようにロボットの動きと連動して動くシートや、スキー板の動きを再現させる装置が足下におかれた「スキーロデオ」のように、動く装置を使ってリアルさを増すVRアトラクションは、家では再現が難しい。
スマホアプリのようにカジュアル化する一方で、体を使い、その動きを反映させてリアルさを出す業務用ゲーム機が増えていく“住み分け”が、ゲームの世界でも進んでいくことになりそうだ。