--日産は、燃費不正の問題があるなか、いつから話をしたのか。いずれ提携に発展すると想定していたか
ゴーン社長「予想したか。それはないでしょう。状況を把握し、益子さんとの話で実現に至った。今回の事象で加速された感があるが、これまでも検討してきた。10、15年後をみていくと、車業界の展望、技術、排出削減、地理的問題を考えると、規模の小さいメーカーは同じことを考える。複数のEV、PHV、エンジンなどラインアップをいくつも出さないといけない。小規模メーカーは単独では全部できないという話になる」
--日産にとって東南アジアは補完できる。主力の北米についてはどう考えている
益子会長「三菱自にとっては北米が弱い。協業の具体的なアイテムは詰めていくが、商品ラインアップは十分でないので、商品ラインアップの強化が図れる。三菱自は先進国に工場がない。今後、日産との協業の可能性もある。中国、ロシアでも、キャパ(生産能力)の余剰問題を解決できる。詳細はこれから詰める」
--日産と三菱自は地域ですみ分けを図るのか