ゴーン社長「今後の進め方は、まず日産が三菱自に対し、22億ドル(2370億円)出資する。三菱自とは、十分なシナジー(相乗効果)で、投資のしがいがある。まだまだ可能性がある。デューデリ(デューデリジェンス。資産査定)は楽観視している。例えば、米州の協業、南米も含め、潜在力は三菱自はある」
--今後の資本提携に向けたスケジュールは。短期的には軽自動車の生産・販売が止まっているが、日産が支援することはないのか
益子会長「資金は、4500億のキャッシュ(現金)がある。資金不足が生じることはない。時間軸でいえば、デューデリは、独禁法の問題もあるので、年内めどが時間軸ではないか」
ゴーン社長「デューデリ前に大規模に物事を始めることはない。時間をかけて準備を進める。どういった相乗効果、ガバナンス(企業統治)ができるのか。準備を進め、態勢を整える」
《席を立ち、写真撮影に臨む。ゴーン社長、益子会長とも笑顔だった》