JRにとってはインバウンドに「はるか」を利用してもらい、日航にとっても空港がない京都を目的地にする利用者にアクセスの利便性をアピールできる。つまり、両社に「ウィンウィン」の関係のビジネスなのだ。
「エア&レール」は、陸続きで国境超えが容易な欧州では一般的だ。エールフランス航空は、パリで高速鉄道に乗り換え、ストラスブールやリヨンなどフランスの地方都市のほか、隣国ベルギーのブリュッセルなどに行くチケットを一括で販売している。ルフトハンザドイツ航空も、国際線航空券とドイツの地方都市への鉄道のチケットを販売している。
欧州にはない「自動改札機」問題
「システムの問題などに時間をかけて取り組んだ」
JR西の担当者は、日本で初の「エア&レール」の導入についてこう語る。
理由は「エア&レール」が一般的な欧州と鉄道の乗車方法が違うことだ。欧州の鉄道は、駅に日本のような改札がなく、鉄道に乗り込んだ後に切符を車掌らが確認するのが一般的だ。このため、利用者は航空会社や旅行会社が発行するチケットを持ってさえいれば、車掌の確認で乗車が認められる。