セブン&アイ・ホールディングス 鈴木敏文名誉顧問一問一答(下)「後継者のことは考えていた。変化を読み取れる人だ」「資本と経営の分離は当たり前」 (1/3ページ)

2016.8.5 19:53

セブン&アイホールディングスの鈴木敏文名誉顧問=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
セブン&アイホールディングスの鈴木敏文名誉顧問=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • セブン&アイホールディングスの鈴木敏文名誉顧問=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
  • セブン&アイホールディングスの鈴木敏文名誉顧問=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

 --経営者としてやり残したことは

 「言えばきりがない。常に挑戦するのが経営者だ。私がやっていれば、また新しいものに挑戦していただろうが、何をやるかはそのときでないとわからない」

 --グループトップだった24年間、後継者の育成や退任について考えたことは

 「それはあった。70歳を過ぎれば後継者のことは考えていた。そういう質問も記者の皆さんから遠回しに受けていたがすぐに答える問題じゃないから、『いずれ誰かがやるでしょう』といった形で答えていた。常に後継者は誰にしようかというのは考えていた」

 「一番の条件は変化を読み取ることができる人。そういう素質がないと特にセブン-イレブンのような小さい店を毎年伸ばすことは難しい。真面目だからいいとかではない」

 --結局なかなか見つからなかったのではないか

 「毎日の仕事を続けている中でも、突然急死したら後はどうしようかとかは考える。そういうこともありうるし、そういう経営者もいる。そうなったら後を誰かがやらないといけない。そういうことがあり得ると常に考えていた。ただ、そうなったときには誰かがやってくれるとも思っていた。誰かに辞めろといわれたわけではないが、今回はある意味で辞めるチャンスだと思って退いた」

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。