
シーテックの会場で公開されたオムロンの卓球ロボット【拡大】
一方、こうした熟練工は時代とともに減少。海外拠点などでは十分に熟練工が確保できない、といったケースもある。しかし、「熟練工のノウハウや経験をAIに託すことで、次代の生産ラインは自動的に生産性を高めていける」(宮田喜一郎・執行役員常務)と期待されている。
さらに同社は、個々のセンサーが発信する膨大なデータを自由に流通させ、その活用を促す「センシングデータ トレーディング マーケット(SDTM)」の創出を構想。さまざまなセンサーやコントローラーの組み合わせから得られるデータの強みとそれを活用するための膨大なノウハウがある。個人や個別企業などが保有しているデータを流通させることができれば、ひとつの大きなインフラになり新しいビジネスが生まれる可能性があるとみている。例えば、個人の生体データと自動車の運転データを複合的に使えば個別の自動車保険料算出なども可能になる。重点3分野が連携する形での新たなサービス創出なども期待できそうだ。
機械でできることは機械に任せ、人はよりクリエーティブな仕事を…。
オムロンが描く“人と機械の未来”は快適でおもしろい。