
緑の習慣の開発エピソードなどについて語る武田薬品工業の高濱仁彦氏(左)ら【拡大】
≪MARKET≫
■「セルフケア」につながる健康食品に伸びしろ
健康食品市場は年々拡大している。武田薬品工業は、自社が提唱する「セルフケア」につながる健康食品に伸びしろがあると考えている。
矢野経済研究所によると、2015年度の健康食品市場規模は前年度比3.5%増の7460億円(メーカー出荷金額ベース)。訪日外国人客の購入や、15年4月から始まった機能性表示食品制度による恩恵が大きい。16年度は、訪日客需要に落ち着きがみられるものの、機能性表示食品の販売が本格化していることから、前年度比4.6%増の7804億円を予測する。
武田薬品は、食を通じて普段の生活でケアを行う「セルフケア」に着目。特に、日本人の野菜の1日当たりの摂取量の平均値は、最も多い50代でも292グラム、最も少ない20代で238グラムと、目標とする350グラムに足りていないことから、緑の習慣には大麦若葉とアシタバ、ケールを配合することにした。
国内の一般用医薬品(OTC)市場は、今後、成長が期待されるものの、ここ数年は低迷が続いている。武田薬品は、海外展開や健康食品市場への参入など、事業の多角化を進めている。
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