田口社長から田原さんへの質問
Q.日本人が世界平和のためにできることは何ですか?
自衛隊は憲法で縛られて戦えない、格好だけの軍隊です。だから僕はいいと思う。太平洋戦争の開戦前、日本が勝てると思っていた専門家はいませんでした。海軍連合艦隊司令長官の山本五十六は、「やれといわれれば半年や1年は暴れてみせる」といった。つまりそれ以上長引くと負ける自覚があったのです。負け戦でも、戦えるものなら戦いたい。それが軍人の習性。だから、戦えない軍隊のほうがいい。
かといって、憲法があれば他国は攻撃してこないという考えも甘い。日本人はこれまで国を守ることを本気で考えてこなかった。上空を北朝鮮のミサイルが通って、やっと危機感を持った。これからしっかり向き合うべきです。
田原総一朗の遺言:国を守ることを本気で考えろ
(ジャーナリスト 田原 総一朗、ボーダレス・ジャパン 社長 田口 一成 構成=村上 敬 撮影=宇佐美雅浩)(PRESIDENT Online)