3Dプリンター
紙を印刷する2D(2次元)のプリンターに似た感覚で、3D(3次元)の設計データを入力すると、プラスチックなどの樹脂を材料として立体の造形物を作ることができる装置のこと。
溶かした特殊な樹脂を積層物のように少しずつ塗り重ねて造形する方法や、樹脂の粉末を噴射して吹き付けて固めるインクジェット方式などがある。
3Dプリンターは、主に企業で製品や部品の模型や試作品を製造するのに使われている。画一的な製品を大量生産するのではなく、さまざまな顧客の要望やニーズにマッチしたこだわりの製品を少量から作れるのが最大の強みだ。
さらに最近では、子供たちの創造力を養う目的で教育現場にも導入しようという動きがあり、オバマ政権はIT企業などの支援も受けて全米約1000の小学校に3Dプリンターを導入する計画を進めている。