地元の江東区では先月、「まちづくり基本計画アウトライン」を策定し、五輪施設の設計に反映してほしい8つの提案を東京都に示した。その中で、特に注目度が高いのは、都市型ロープウエー導入の提案だ。
オリンピック・レガシーの成功例として名高い12年のロンドン五輪では、メーンスタジアムに近接した大型商業施設や駅の整備による東ロンドン地区の再生、公共レンタサイクルシステム「Cycle Hire」と都市型ロープウエー「エミレーツ・エア・ライン」の導入が評価されている。江東区の提案もロンドンを意識したもの。同区では、7つの五輪競技場が設置される有明地区を国際居住・観光ゾーンと位置付け、ロープウエーを有力な観光資源としたい考えだ。
ただ、エミレーツが距離1キロなのに対して、汐留と有明地区を結ぶ江東区提案は距離が4キロを超える。しかもエミレーツは高さが100メートルもある。また、有明の7競技場のうち常設として新設されるのはバレーボール会場の有明アリーナだけ。有明テニスの森、東京ビッグサイトは既存施設の活用。後の3つは仮設でいずれ取り壊される。