
リメークされた「太秦萌」のデザイン(京都市交通局提供)【拡大】
1日あたり5万人の乗客を増やすといっても、口でいうほど簡単ではない。財政難の中で支出を抑えながら宣伝を行うには、関係機関とのスムーズな連携と職員のアイデア頼みというのが実情だった。
例えば24年に実施したのは市動物園との連携だ。園の最寄り駅、蹴上駅の「駅長」にふさわしい動物を選ぶ「アニマル駅長選挙」を企画した。市が「伝統産業の日」と定める春分の日の前後には、着物を着た人は地下鉄運賃が無料になる京都ならではのイベントも企画した。
手探りの取り組み
さまざまな取り組みの中で、交通局の庁内公募で集まった若手職員による「燃え燃えチャレンジ班」の活動は、小さな工夫の積み重ねで1人でも多くの人に地下鉄に乗ってもらおうという“地道すぎる”プロジェクトだ。