「再稼働の発想はおかしい」小泉、細川両元首相が新潟市のメガソーラー視察 再生エネ推進訴え (2/2ページ)

2015.6.15 20:32

昭和シェル石油と新潟県が共同運営する「新潟雪国型メガソーラー」視察後に記者団の取材に応じる小泉純一郎氏(左)と細川護煕氏=新潟市東区

昭和シェル石油と新潟県が共同運営する「新潟雪国型メガソーラー」視察後に記者団の取材に応じる小泉純一郎氏(左)と細川護煕氏=新潟市東区【拡大】

  • 昭和シェル石油と新潟県が共同運営する「新潟雪国型メガソーラー」の説明を受ける小泉純一郎氏(左)と細川護煕氏=新潟市東区平和町

 視察後、細川氏は国が2030年時点の電源構成比率「エネルギーミックス」の再生エネを「22~24%」とする方針を示したことに触れ、「20、30、40%と高められる。国はしっかりしてほしい」と指摘。小泉氏も「自民党は原発の依存度をできる限り低減し自然エネルギーを拡大する選挙公約を忘れている」と疑問を呈した。

 小泉氏は放射性廃棄物の最終処分場が決まらないまま再稼働に突き進む国の姿勢について「福島事故の原因もまだわからない。処分場も見つからない。再稼働すれば核のごみは増える。安全対策も十分でない。再稼働の発想はおかしい」と批判した。

 また、両元首相は泉田知事との会談で、福島事故の検証と総括がない上、東電が情報開示や安全対策が不十分であると説明を受けたという。知事が再稼働を巡る態度を明確化していないことについて、小泉氏は「知事は再稼働の判断に必要な説明も相談もないと言っていた」と述べた。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。