「和食」文化輸出も期待 伸びる日本食材の海外需要 (1/4ページ)

2014.2.1 12:05

湯浅醤油有限会社の蔵を見学するミシュラン星付きレストランのシェフら(同社提供)

湯浅醤油有限会社の蔵を見学するミシュラン星付きレストランのシェフら(同社提供)【拡大】

 世界的な和食ブームが続く中、高級しょうゆやホタテなど日本食材の海外需要が好調だ。背景には海外での日本食レストランの普及がある。「和食」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を追い風に、調理器具など「食」関連の輸出拡大が期待される。(寺田理恵)

 高くても売れる

 欧州のミシュラン星付きレストランのシェフらが愛用する「湯浅醤油(しょうゆ)生一本黒豆」(200ミリリットル、1千円)は杉の樽(たる)で熟成させる製法が特徴だ。製造する「湯浅醤油有限会社」(和歌山県湯浅町)の新古敏朗社長は「しょうゆの味が海外で広く知られ、味にこだわって選ぶ人が増えた。より良いものを求める波が来ている」と話す。

ワインを熟成させる欧州ではしょうゆを熟成させる価値も理解

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