東京圏の高齢者激増は、経済成長期以降に上京した“かつての若者”が年齢を重ねたことに加え、現在の若い世代が地方の老親を呼び寄せているからだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、東京圏の65歳以上は2010年の731万8千人から、2025年は955万人、2040年には1119万5千人と1・5倍に膨らむ。
ベッドが極度に不足
高齢者が増加すれば、患者も増える。日本医師会総合政策研究機構の「地域の医療提供体制の現状と将来-都道府県別・二次医療圏別データ集(2014年度版)」によれば、2011年に比べ2025年の東京都の脳血管疾患の入院患者は53%、糖尿病は39%、虚血性心疾患は37%増えるとの予測だ。総数では、入院患者は34%増、外来患者11%増という。