高額療養費、年収200万~300万層の負担軽減も課題山積み (4/5ページ)

2015.1.24 17:09

高額医療費の負担限度額

高額医療費の負担限度額【拡大】

  • 抗がん剤など高額な薬が増え、希望の一方で費用負担に不安もつのる(写真はイメージです)

 ただ、今回の改正で解決しなかった課題もある。読者からの相談にもよくあるのは、月をまたぐ治療費は合算できないこと。埼玉県に住む近藤洋子さん(70)=仮名=は69歳のとき、内視鏡手術で大腸の腫瘍を取った。5月末に入院し、退院したのは6月半ば。窓口負担(保険適用分のみ、食費は除く)は2カ月で約10万円に上ったが、高額療養費の対象にはならなかった。ごく普通の収入なので、上限は8万円程度ではなかったかと疑問に思い、病院に問い合わせたら、「領収書が5月と6月で2枚になっていて、それぞれが8万円に満たないので対象になりません」と言われた。

 近藤さんは「一連の治療でも月をまたぐと対象にならないなんて知らなかった。知っていたら月初めに入院したのに…」と振り返る。

 もう1つの課題は、治療が複数の医療機関に分かれた場合、1カ所での月の窓口負担が2万1千円以上でないと合算できないこと。キャンソルの桜井さんは「患者は領収書を1枚にまとめるため、治療を大病院に集中させる。厚労省が医療機関の役割分担や病院同士の連携を進めたいなら、少額でも合算できるようにするか、年間上限をつけるべきだと思う」と言う。

長生きも痛しかゆしというような気持ちに…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。