「盗撮女子」急増 無断撮影の写真投稿に注意…「肖像権侵害」で訴訟にも (3/4ページ)

2015.8.30 17:01

 写真は「最先端のストリートファッションの情報発信」という目的で掲載されたものだが、同地裁は「女性に強い心理的負担を覚えさせ、肖像権を侵害した」などとして精神的苦痛を与えたことを認め、サイトの開設者に慰謝料として30万円の支払いを命じた。判決は確定している。

 このケースは特定の女性に焦点を絞って撮られた写真だったが、大勢いる中で撮影した写真に知らない人が写っていた場合、その写真をそのままSNSに投稿するのはどうだろうか。

 「基本的には、社会生活上、我慢できる限度を超えるほどの肖像権(人格的利益)の侵害に当たるかどうかで判断される。観光地での記念写真などで問題が生じる可能性は低い」と森居弁護士はみる。ただ、知り合いだけに公開するつもりで気軽に投稿した写真が、外部に拡散される恐れもある。「リスクを避けるためには、個人が特定できないよう、写真を加工するなどの工夫が必要」としている。

動画の撮影・投稿経験 女子高生68.9%

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。